【2021年ウィンブルドン】結果 振り返り

試合観戦

振返ってみれば結局ジョコビッチに支配された2021年ウィンブルドン。GS20勝を挙げた彼の功績ばかりが目につきますが、それ以外にも見どころはたくさんありました。今回は2021年ウィンブルドンの振り返りとして、大会全体の感想や、ピックアップゲーム、ピックアッププレイヤーについて語っていきたいと思います。

この記事でわかること

  • 3つのポイントで振り返る2021年ウィンブルドン
  • 2021年ウィンブルドンのピックアップゲーム
  • 今後注目したい選手

3つのポイントで振り返る2021年ウィンブルドン

  • やっぱりジョコビッチは強かった(again)
  • 生ける伝説フェデラーなんだかんだベスト8進出
  • NextGen本格台頭

やっぱりジョコビッチは強かった(again)

2021年の全仏オープン振り返りの記事でも触れたのですが、やはり今大会も終わってみればジョコビッチに支配された大会になったといえると思います。

特に準決勝や決勝は相手もかなり調子は上向きでガンガン向かってくるプレーをしてきていたのですが、調子のよい若手の猛攻をしっかりと受けきり、要所を締めてセット・試合をものにしていく様はもはや職人芸と言わざるを得ませんでした。

勢いや一つ一つのボールの威力では若手が勝っているようにみえているのに、なんだかジョコビッチが当然のようにゲームを支配していた、という光景を今大会も幾度となくみることになりました。

今大会の優勝でジョコビッチはフェデラーとナダルのGS優勝回数に並ぶ20回を達成しました。生涯グランドスラム制覇を2周、ATP1000クラスの大会は全制覇という漫画のような戦績を残している彼がこれからどんなテニスを我々に見せてくれるのか、まだまだ楽しみですね。

生ける伝説フェデラーなんだかんだベスト8進出

出場試合数を年齢の影響もありかなり絞っているフェデラー。前評判はさすがに年齢を無視できなくなってきたということでお世辞にもいいものとは言えませんでしたが、試合を進めるたびに徐々に往来の踊るようなプレーを見せ始め、あれよあれよとベスト8に進出しました。

最後は連戦の疲れもあったのか勢いに乗るフルカシュに敗れてしまいましたが、大会中盤の全盛期に近いステップなどを見せられてしまうとやはりフェデラーが帰ってきた!と感動してしまいますよね。

40歳でウィンブルドンベスト8に進出したにもかかわらず「調子がよくなさそう」とか「もうダメだ」とか言われてしまうあたり、やはり我々テニスファンはフェデラーにまだまだ期待しているのでしょうね。これからも体と相談しながら可能な限り長い間プレーを見せてほしいです。

NextGen本格台頭

今大会はベスト8にジョコビッチ・フェデラーを除いてすべて20代の選手が残りました。

マレーや、以前ナダルを破っているエバンスなどの地元の選手は軒並み早期敗退してしまい、上位に残ったのはやはりNextGen、さらにその下の世代の選手たちでした。

まあNextといっても彼らはもう22~26歳くらいで本来であれば全盛期を迎え始める世代たちなので、NextというかNowなのですが、やはりBIG4が安定的に上位にいるわけではないとなると本格的に台頭してきたなという感覚を持たずにはいられません。

ピックアップマッチ:ジョコビッチ対ベレッティーニ(決勝)

満場一致で今大会のベストマッチなのではないでしょうか?
実は決勝戦がベストマッチでないことは珍しくなく、激アツな準決勝ののちにとてもあっさりした決勝なんてのもよくある話です。

今大会はそうはならず、ジョコビッチ・ベレッティーニともに非常にいい状態で最終日を迎えることができていました。

決勝戦は両者の良い部分が存分に発揮され

  • パワフルなサーブとフォアハンドを軸にパワーで圧倒しようとするベレッティーニ
  • 様々な球種や展開を使って相手の打ち気を反らし、わずかなスキを突くジョコビッチ

のまさに「野獣 対 精密機械」とでもいえるような試合運びとなりました。

最後はジョコビッチが経験の差ともいうべきか所を締めることでわずかな差で勝利しましたが、敗れたベレッティーニも非常に素晴らしいテニスをしており、また最近の戦績も上位で安定していることから次の大会以降も目が離せない選手になりそうです。

*:ピックアップマッチは是非皆さんにハイライトでもよいので試合を見てほしく、ここでは見どころだけあっさりと書きました。

ピックアッププレイヤーその1:マッテオ・ベレッティーニ

今大会のファイナリストです。

ズベレフやチチパスはどちらかというと中性的なキレイなイケメンですが、対してベレッティーニは男らしさの権化のようなイケメンです。また、身体も顔に負けずに非常にがっしりとしており、ジャニーズ系というよりも映画俳優のようなカッコよさがあります。

見た目通りプレースタイルもサーブとフォアハンドを中心としたパワフルなもので、ネットプレーなど細かなプレーは下手ではないのですがそれほど多くは見せません。パワーと気迫を全面に押し出した戦いっぷりは真っ向勝負という言葉がよく似合います。

ウィンブルドンではサーブとフォアはもちろんのこと、多用するバックサイドでのスライスも非常に有効でした。

2021年7月現在25歳と、身体的には全盛期を迎えているベレッティーニ。これからどんな活躍を我々テニスファンに見せてくれるか非常に楽しみです。

ピックアッププレイヤーその2:デニス・シャポバロフ

今大会のセミファイナリストの一人。NextGenの筆頭選手です。

非常にスピーディでパワフルな展開を持ち味としており、ナダルをハードコートで撃破するようなジャイアントキリングを見せながらも、戦績の安定感に欠け、大きな大会でなかなか上位進出できずにいた選手です。

今大会ではバウティスタアグートやハチャノフなどの実力者たちにしっかりと競り勝ってベスト4入りを果たしました。

準決勝のジョコビッチ戦ではジョコビッチの試合運びのうまさの前にあと一歩届かずに敗れてしまいましたが、間違いなくこれからのテニス界を代表する選手になっていくはずで、今後に期待できる選手です。

アドサイドからの攻撃力の高いサーブを軸とした速い展開や、ネットでの勝負を得意としていることから、どちらかというと芝や早めのハードコートで特に活躍が期待できる選手です。

ピックアッププレイヤーその3:オジェ・アリアシム

NextGenのさらに次の世代。オジェ・アリアシム。2~3年前から既に台頭してきていましたが、世界のトップ選手を相手にサーブ以外の展開がなかなか通用せず、ランキングがしばらく停滞していた選手です。

2021年シーズン途中にストロークの強化を狙ってかカルロス・モヤをコーチとして招いたこともテニス界の話題になりましたね。

今大会では4Rで次世代No.1候補のズベレフにフルセットの末に勝利し、QFのベレッティーニ戦も1セットをもぎ取っており、着実に成長していることが感じられる選手です。

ただ、やはり得意にしているのは従来から変わらずフラット系の速い展開で、ゴリゴリのストローク戦となるとやはりまだ発展途上感が否めません。もうしばらくは芝や速いハードコートが主戦場になりそうですが、まだまだ伸びしろだらけの20歳。これからに注目していきたい選手です。

  • やっぱりジョコビッチは強かった(again)
  • 決勝戦は非常にいい試合だったので是非ご覧下さい
  • ベレッティーニ、シャポバロフ、アリアシムの今後のさらなる活躍に注目

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