シングルスで勝つためになぜミスを減らす必要があるか【シングルス道場①】

シングルス道場

本記事はシングルス道場の第1回目のコンテンツということで、テーマは「シングルスで勝つためになぜミスを減らす必要があるのか?」です。

シングルスで勝つためのアドバイスとして「ミスを減らす」を目にすることはないでしょうか?
この記事ではなぜミスを減らす必要があるのか、ミスとシングルスの試合はどのような関係性なのかということを皆様にわかりやすく解説していきます。

この記事でわかること

  • 何故勝つためにミスを減らす必要があるのか
  • シングルスの試合とミスの関係性

クイズ!

いきなりですがコレ、何の数字かわかりますか?

32-31
38-47

答えあわせ

2018年全米オープンテニス男子決勝(ジョコビッチ対デルポトロ)のウィナー(上段)とアンフォースドエラー(下段)の数です。あの超特急フォアハンドを持つデルポトロと華麗なバックハンドを持つジョコビッチが対戦して、両者ともにウィナーの方が少ないんです。意外でしたか?

世界の最高峰のスキルを持った選手たちがぶつかり合って、なおエラーの方が多いんです。世界のトッププロは基本的にベースライン上くらいから自分の得意なショットを十分な体制で打てれば、ほぼ一撃でエースをとることができます。そんな彼らが戦って、エラーの方が多いんです。

一般プレイヤーに落とし込んで考えてみる

一般プレイヤーにベースライン上で構えたら一撃でエースを決められるショットがあるでしょうか。私が知るレベルの範囲内であれば基本的にありません。
一般プレイヤーがエースが取れる条件は大体↓の二通りです。

・「相手をコートの外もしくは端に追いやれている」「自分がコートの中に入れている」の両方を満たしている場合
・「相手が完全にミスヒットしてサービスラインくらいから構えて打てる」場合

シングルスをやる方ご自身のプレーを思い浮かべてみてください。会心のエースって1セットやったらどれくらいとれますか?私は多くて5本くらいです。エース0だけど勝ったなんてことも普通にあると思います。

1セット内のポイント分類を考えてみる

ウィナー5本ってこれだけ聞くと少ないのか多いのかわかりづらいので、少しだけ算数のエッセンスを加えて考えてみます。
1ゲーム4ポイント、1セット6ゲームなので、1セットとるために必要なポイントは最小で24ポイントです。以下前提のもと、エラー数とウィナー数を計算してみましょう。

前提

・自分がセット6-4で取ったと仮定し、総獲得ポイント数を24ポイント、総失ポイントを16とする
・獲得ポイントの内訳は 自分のエース + 相手のエラー とする
・失ポイントの内訳は 相手のエース + 自分のエラー とする
・対戦カードは1セット5本のエースを取れる私同士が戦うものとする

計算結果

・24(得ポイント) = 5(自分エース) + X(相手のエラー)
・16(失ポイント) = 5(相手エース) + Y(自分のエラー)

X(相手のエラー) = 19
Y(自分のエラー) = 11

6-4でセットを取った側がウィナー5本に対してエラー11本で約2倍
4-6でセットを落とした側がウィナー5本に対してエラー19本で約4倍

結論

想像以上にミスがポイントを占めていると感じたのではないでしょうか?
上のセクションでの計算はちょっとシンプルに考えたかったのでフォースドエラー(ミスを強いられた失点)は入れてなかったりしますが、とはいえシングルスがお互いのミスによってポイントが重なっていくものということに変わりはありません。

シングルスではミスによる失点がポイントの太宗を占めている、ではどうすれば勝てるようになると思いますか?答えは簡単です。

凡ミスを減らしましょう。

皆様がよく目にする「ミスを減らす」というアドバイスはよくよく解説するとこのような考え方に則るものです。
それほど難しいことではないのですが、言葉の裏までしっかりと理解できると、漠然とミスを減らすようにアドバイスを受けている時よりも納得感があり、おのずと結果が出やすいはずです!このことを頭に入れて是非練習や試合に臨んでみてください!

・シングルスはミスの積み重ねで試合が成り立っていく

・まず必要なのは凡ミスを減らす意識

今日の稽古はここまでにします。ありがとうございました。

コメント

  1. […] シングルス道場①でテニスというスポーツはミスによってポイントが積み重なる性質がある、ということをお話ししました。この記事ではどうやって凡ミスを減らすかということをもう少し深堀して考えていきたいと思います。 […]

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